2023年11月13日(月)

9時半に起きる。寒さで布団から出たくない。眠りすぎて微睡んでしまうようだ。

ただ生きているだけ。積み重ねてきたものは全て捨てた。焦っても絡まるだけ。ゆっくりと歩いていければいい。何もかもがすり抜けていった。残ったのは思い出だけ。肉体を中心に、身の回りだけは整然としていたい。どうにもならないことは受け容れるまでのこと。未来の安定が見えないところに立っている。流れながらバランスをとり続けていければいい。これからどうなるのかは分からない。それでも不安はなく、不思議とワクワクしている。

別に無理をしているわけじゃない。ゆったりと自然に佇むのだ。動きたければ動く。疲れたのなら休む。腹が減ったら食べる。お金が必要だから労働する。話しかけたいから話しかける。踊りたいから踊る。すべては起こるがままに身を任せるだけ。簡単なことだ。

振り返ると思い出だけが残る。色んな人間と出会い、恋をし、カネを稼ぎ、時に笑い合い、助け合い、豊かな記憶が生まれれば最高だ。それに勝る宝物なんてないよ。塞ぎこんでいないで娑婆に出るんだ。そうすれば色んな出来事に巻き込まれる。それでいいじゃないかと思うのだ。何も思い出のない人生なんて俺は嫌だね。