2020/9/7

何もうまくいかない。私はどうなってしまうのだろう。幸福に生きていきたいが、現実は程遠い。何もうまくいかない。人が離れていく。何も提供できない。人が離れていく。金も無くなっていく。空っぽである。わたしには何もない。努力もしない。好きなこともない。わたしには何もない。気になる人もいない。何もいらない。貧困でいたい。何をしても満たされない。何をしても苦しい。重い。吐くようなストレスを、甘い菓子で誤魔化す。こんなはずじゃなかった。長年連れ添った愛する人と結婚し、仕事も順調なはずだった。現実はひどい有様である。人が離れていく。金も無くなっていく。何もうまくいかない。また明日が来る。憂鬱な明日が来る。早く死にたい。死んだら明日がやってこないから、早く死にたい。死んだら心が消えてしまうから、早く死にたい。助けてもらうのは嫌。永遠に孤独です。タクシーを運転する人間は、夜が更ける前にコンビニ飯を掻き込んでいた。それを糧に明日も東京を走る。こんなはずじゃなかった。何もかもが順風満帆なはずだった。現実に打ちひしがれている。明日が来ないでほしい。終わりがあればいいのにね。当分来そうにない。あの頃は流れていく。いつまでも一緒にいられるわけではないのに、一緒にいる時間が愛しいなんて思えない。孤独な青年はわたしだ。誰もそばにいない。語り掛けてくれる人間は一人もいない。だから助けてほしいが、ほっといてほしい。優柔不断で、ごめんなさい。何もうまくいかない。億万長者になりたいよ。お金のことを気にしなくていいから。働かなくていいから。期待をかけられることもない。指摘を受けることもない。死ぬまで孤独に浸っていられる。これほど幸福なことはあるものか。今日も頑張りますだって。そんな言葉心の底から言ったことがない。口だけの人間はわたしだ。何もうまくいかない。それでも少しの期待があるのはどうして?輝くものに金が集まる。流行は終わりが来て、金は離れ、輝きはさび付いていく。そして新しく輝くものに金が集まる。