ほほう

 どこかに書いている人生だった。つくることを続けていこう。またはてなブログに戻ってきてしまう。どれだけ最先端なサービスにもない質素さがある。大衆は無意識だ。新しいものに目を奪われ、ここにある美しい香りを取り逃す。私もそうだったし、いまも気を抜けばそうだ。風が揺れるその思いを大切に。

 気を取り直して、最悪な朝だった。眠りは浅く、けだるい朝だった。この先ずっと独り身かと思うと、いたたまれない気持ちになった。反吐が出る!まあいいだろう。心は虚ろってどこかへ消えていく。ずっと心だけを見ている。あなたを見ている私の中心を見ている。全体が笑う。全体が怒る。その揺らぎを私は見逃さないのさ。

 この手はイメージしたものを創り出す。最高の人生は、何もない人生なのだ。質素で慎ましい暮らしをしている。物は少ないが、愛している。水に甘みを感じる。そんな日々でいい。

 東京は面白い。人間がたくさんいるのだ。想定外の日々が続いていく。私の趣味は人間を観察することだ。ほら、あんな死にぞこないのばばあが歩いているよ。爺はしゃがれた痰を吐く。皆死んでいくよ。ここにあるものは何だろう。

 金持ちになりたい!なんて思わない。誰からも見向きもされず、自分のやるべきことをやる。流れてくるのは見てわかるよね?そこに乗っていけばいい。どこへ行くかなんて考える前に、波に乗れば最高の景色が待っている。マックのハンバーガーでいい。高いものほど、空白だ。そこには何もないから、皆引き寄せられる。

 ずっと瞑想をしている。タイピングに瞑想する。打ち合わせに瞑想する。人の声が振動となって、私の鼓膜を震わせる。街を歩くだけで、滞っていた心が流れてく。どこまでも深く潜っていくといいう覚悟を決めてから、どれほどの月日が流れたのだろう。

 私の体はこの世のものではない。誰もわたしの意識には触れない。ときめく思いを形にする。この声に皆はうっとりする。花のように生きていく。誰もわたしのことを触れない。この世のものではない。肉体は自分に憑依している。窓だ。だから浄化すればするほどに、世界はあるがままの喜びを奏でる。その振動が響き合う。

 私の意識はどこまでも浮上する。宇宙をも飲み込むこの広さに、途方もない喜びを感じるのだ。人は無意識に生きる。ああ、この世の儚さに、憂いを催すこともなくなっていく。誰もわたしのことを知らないよ。一人浮上する。誰も届かない場所まで浮上する。

 雨。光。風。ナッツ。水。笑顔。重み。泳ぐ。羽音。メロディー。甘い。苦い。英語を話す。うねる緑。ひっかき傷。誰をも包み込み愛したい。

 お好み焼きが好き。小さなスーパー。どこか彼方へ行ってしまった。夢を生きている。思いが形になっていく。いつの間にか周囲には笑顔。愛がほのかに香る。そんな絵を見ていたい。辛いのは間違っているから。誰もが憂鬱さに埋没する。もっと深く自己探求する。どこまでも深く潜っていく。そんな日々を歩んでいく。闇の中で光を放つ。どこまでも消えていく。最後には笑っているのかな。徹底的に死と向き合う。それが空気になる。雰囲気に表れる。凛とした霧のなかでゆったりと呼吸をする。

 信じることを忘れてはいけない。信じられないことを信じるのだ。