夜中

もがくことだ。もがきたいわけではないが、諦めるよりはもがくことだ。それが私を前へと進めてくれる。何物でもないのだし、苦しい中ですっぽかすことなら誰だってできる。永遠の幸福を求めて、自分はさまよっているのだ。未だに浄化途上にいる。皆私が輝く姿を待っている。歪んだ骨格と心をまっすぐに。そこで初めて一歩進むことができる。等身大の自分が皆に受け入れられるかわからないから、自分を隠す。昔はそうだった。でも今はほんの少し自分の殻を破ることができている。高く飛びたい。死ぬまでに、大空を飛びたい。俺は生きたい。何がしたい?何度も問いかけてきたが、未だ答えは見つからず、流れに身を任すことを覚えた。そこに自分の意志はない。やってきた起こりに身を任せるのだ。思考すらもやってくる。乗るタイミングが来たら乗ればいい。待つことを覚えたのだ。