9月19日
どうやらおれはここにいる。
想いを馳せることもできるが、それでもおれはここにいる。
悩みも、苦しみも、恐怖も、喜びも、安らぎも、身震いするほどの興奮も、色々あった。
それでもおれはここにいる。
夜中に曇り空を見上げる。
滑り台に寝そべりながら、秋の寒さを感じる。
おれはここにいる。
色々考えるが、おれはここにいる。
何かになろうが、何かを得ようが、何かを失おうが、それでもおれはここにいる。
枯れるときは枯れるのだろう。
伸びるときは伸びるのだろう。
それでもおれはここにいる。
他に何を望もうか。
満たされていることを感じているだけで、それだけで十分だよ。