6月4日
コーヒーを飲みながら読書に没入することはありえない。
つまり、同時に二つのことに意識を向け続けることはできない。
もちろんコーヒーを飲みながらも本は読めるが、片方は無意識に預けることになる。
集中できないということは、様々な方向に意識が散っていると言える。
あっちに行ったりこっちに行ったり。目がキョロキョロと動くのだ。
意識を一つの対象にフォーカスし続けることが、「瞑想的で在る」ということである。
ちなみに無意識は悪いものではない。
無意識の全体性という流れを意識の光で監視し続けること、すなわちただ体の動きを眺めているだけで物事は片付いていくのである。
ちなみにコツを掴むまでは努力が必要である。
まずは量をこなすのだ。こなしてこなしてこなしてこなして。
いつの間にか自在。
自分は何もすることなく流れていく。
絶えず意識の光で無意識の流れを見張っておくのだ。
それが観照である。