簿記1級の勉強方法について
- 序盤(勉強を始めて3週間)は、過去問をできるだけ解く
最初に重要論点が把握することで、テキストを読む際や、講義を受講する際に、重要部分に集中してインプットすることができる。難易度を体感することで、ゴールが明確になる。
- 直前期(試験3週間前)までに、全ての範囲の学習を終わらせる
理由はヒトが同じことを集中して続けられる期間が3週間だから。新しいことは勉強せず、苦手と感じる論点を何度も復習する。
- 覚え方を工夫する
インプット(テキストを読む)+アウトプット(問題集を解く)を同日に行う。
記憶に残るタイミングで復習する。具体的には以下。
1回目:翌日
2回目:3日後
3回目:1週間後
4回目:1か月後
- 過去問の使い方
効率的に合格したいのであれば、過去問は一度解くだけでいい。6年分で充分である。
→問題を少しずつ読む
→読んだ問題について、対応する論点をテキストから探す
→テキストの該当箇所に、過去問で出題されたことを示すマーク(赤シール)を付ける
→これを繰り返す
問題文を読む→仕訳を書く→集計して財務諸表を作る
上記の流れは変わらないため、仕訳の暗記が一番重要である。問題文を見た瞬間にパッと仕訳が浮かぶようになるのが「完成レベル」といえる。
専門用語を正確に暗記する。難易度は低い。問われる部分は限定的なので、覚える量はかなり少ない。計算問題に比べて範囲が狭いため、できる限り満点を目指すべき。
- 工業簿記
回答パターン(図)をすべて暗記する。工業簿記のゴールは「図」である。
工業簿記と異なり、暗記よりも理解を重視する。問題の解説を丁寧に読むこと。なぜならば、回答パターンが無限にあるから。「理解」が中心なので、問題を解いたときは解説を厚めに読むべき。