2020/12/18

街がギラギラと光っている。ヒト・モノ・カネが流れている。私は散財に興味がない。古い書籍に没頭しているとき、人間を貫く得体のしれない何かを感じる。その包まれているような温かい感じが好きだ。少しずつ自分が薄れている。自分を築き上げた世間の常識が崩れていく。世間の一般論ではなく、自分を信じるという覚悟を決めた瞬間があった。これからどう在りたいのか、問いかけ続けていく。喋ることは性に合わないと感じている。愛の形は他にもあるはずだ。例えば、書くことや体を動かすこと。人間をもっと知りたい。美しさも醜さもすべてを包み込んで知りたい。学ぶことはまだまだたくさんあると感じたから、学ぶ時間を増やそうと思い、正社員からアルバイトへと雇用形態を変えようと考えている。何でもできる空間が目の前に広がっている。文字通り知っていることはなんだってできる。社長になりたければ、誰でもなることができる。これまで生きてきて学んだことは、肩書は概念であるということだ。社長でも風俗嬢でも専業主婦でも経理部長でも無職でもフリーターでも執行役員でも、幸福と関係性はないということだ。肩書なんて存在しなかった子供のころに輝いた思い出がある。