記憶

夕焼けが綺麗だ

走り回っていたあの頃

母は歳をとり、月日の切なさ

決意は固く、ただ前だけを見る

私の人生は、私しかおらず

母とは違う景色を見ている

雨も時期に止む

病も時期に消える

月日はすべての想いを洗い流す

あいつが死んだとか、原因は何だとか

感じるだけで、身震いが止まらず

私は乗り越える、私の人生だ

死ぬ気で1日を生きる

寂しさと寄り添う

コロナウイルス が話題に上らなくなる頃に、

私は全てを浄化しつくだろう

私だけの人生、最高に楽しい日々

内観に内観を重ね、見えてきたものは空

パーティーは終わり、さざなみだけが響き渡る

本当の幸福 またやってくる夏

蝉が鳴く 理想の暮らし あなたは僕

そこに見える風景は、僕だけのもの

幾多の家族 子供の無邪気な笑い

一流の男 妖艶な女 脆い あまりに脆い

マリブの海 サーフィン カップルの散歩

羨ましい、ああ羨ましい

やるべきことたくさん 助けて欲しい

しがみついて生きる 流転する暮らし

空には筋雲が、濁った想念を紛らわせる

物溢れ、乾く心 

何でもあり、大きな何かが欠けた日々

逗子の方に住みたい 海のそば 東京の近く

みなとみらいのそば 求め、虚しく

禅に逃げる 逃避の居場所だ

休日は怠惰で 平日は心ざわめき苦しい

磨くスタイル かっこいい人間 

魅惑のオーラ 煌めく一筆に うっとりする

人を惹きつける何か 懸命に生きる

命尽きるまでただ生きる 美しい

人は美しく見える 何気ない一コマ

街の濃さ そして薄さ 影とぼんぼん

空虚な日々 自分がいない 理由を超えな

そこに女が現れる いつだってそうだ

魔法のように現れる 想像すらつかないやつさ

何ももっていないが 想像はできる