20230528

じっとしていられなくなり蒲田へ繰り出す。押し寄せる人波を通り過ぎてゆく。日曜日の夜の喧騒が肌に纏わりつく。行き交う人間の雑多な匂いが混ざりあい、嗅ぎ分けながら歩き続ける。気の抜けた中年の男がヨタヨタと通り過ぎる。どこまで行っても終わりのない宴が繰り広げられている。夜の煌びやかな光が眩しくて眩しくて。心は虚しさに染まったまま、晴れそうにない。