20220712

宙に浮いている。明日は分からない。1年後なんて遥か彼方。夢なのか、それとも現実なのか。出来事はふいにやってきて、俺はその中に溶け込んでいく。なにをしているのかも分からない。いつか死がやってきて、この現実が消えていくのだろうか。記憶が巡り巡る。幸福感は消え、ネガティブが纏わりつく。それも消え、静かになる。誰とも会いたくない。誰とも話したくない。閉じこもり、引きこもり、闇の中、自分の中、なにも起きず、ただ時間だけが過ぎていく。考える夜、それでも朝はやってくる。同じ時代を生きる。皆が同じような言葉を話し、悩み、笑う。どうしたいのか分からない。幸せはかすれて消える。掴もうともしていない。楽しいことがない。体の調子が悪いからすべてが台無し。1年後は何をしているのだろうか。どこで暮らしているのだろうか。イメージが湧いてこない。ときめくことがない。俺はこの世に与えることができる唯一のことは音を奏でること。それ以外に浮かばない。笑わせることはできないし、歌うこともできない。