2022/1/28

カネは人から人へ渡っていく。感動し、苦しみが癒され、そのお礼として人から人へ流れていく。さもなくば奪うか。国内でカネが流れていかないのは、人間が保守的になり、消費せず、カネを使わないから。本質は競争である。勝つ人間がいれば、負ける人間がいる。動植物の世界は弱肉強食であり、それは人の世にも当てはまる。だが動植物は必要以上に奪わない。彼らは無秩序に見えるようで、秩序だった本能で動く。互いが関係しあって、互いを補う。満足する量をカラダで分かっている。人間は必要以上に奪うこともできる。俺はそうはなりたくない。自分にできることをし、カラダが求めている量を感じ、必要なだけ世界からいただく。

私の労働で手術機器が流通し、患者は痛みという苦悩から解放される。私はその流れの僅かな部分を担い、生まれる付加価値の一部をお礼としていただく。

必要とされるからこの世に存在し、ただやりたいようにやればいい。渦は自然と大きくなり、後追いで加わる人までも豊かさになっていく。いつか終わりが来るが、また新しい渦が生まれるから安心して待っていればいい。