2021/9/27

上を目指すことにうんざりする。積み上げていくことにうんざりする。優劣にうんざりする。とにかくうんざりする。少し疲れているのかもしれない。立派なビジネスマンにはなれなかった。人間関係に乏しい。孤独が精気を奪っていく。この世は拡大していくことを善とする陣取りゲームみたいだ。私は社会不適合者だと感じている。影ある場所が落ち着く。それでも命ある限り生きなければ。こじんまりとしているほうが好きだ。憧れが現実になると陳腐となる。虚しさを拭い去ることができないままだ。社会的に立派な人間はそのままやっていけばいい。私には縁がなかったこと。彼らを止めようがない。止める理由がない。私は私にできることをやっていく。そうでなきゃ苦しいからだ。資本主義から距離を置く。その枠組みの中で勝っただの負けただのどうでもいいほどに距離を置く。利用するスタンスでいたい。便利さに埋没し、創造する喜びを失った。それを取り戻したい。幸福はささやかさなもの。衣食住、人間関係、それだけ。自分の手でつくれば金はかからない。別に資本主義を否定しているわけじゃない。利用できるところだけ利用する自立心が大切なのだ。もたれかかって依存していてはみすぼらしくなっていく。株式投資は現代版の畑。投機は現代版の釣り。そして実際に畑と釣りもしたい。株式投資、投機、畑、釣りだ。賃金労働は資本家を肥やす奴隷のようだ。そう分かったうえで働けばいい。金を得るだけじゃない、社会システムの中に参加している充実感が身を包むからだ。私が当たり前のように享受している便利なサービスは身を粉にして働く賃金労働者がいるから享受できていることを決して忘れてはいけない。感謝しなければ。