2021/2/4

 1日の終わりに熱い湯に浸かれば、まあ悪くはない。腹が減ると脂っこい食い物が美味いことこの上ない。最低限の生活費は8万円だと思えば、度重なる怒涛の毎日もなんてことはない。必要のないものを削り取った先に待っていた質素な暮らしは、持続的な楽観さをもたらした。何もしないことに耐えられないから、絶えず手を動かす。本を読むことができるようになれば、毎日はうまくいくようになる。形違えど、中身は同じ。制限をつくれば、人生は流れ出す。生きていくために必要なお金は少ない。金を積めば幸せになるわけでもない。何も失うものがないから、型破りな行動を取れる。世界は使うものであり、所有するものではない。想像力張り巡らして、いつも自分自身でいたい。