2020/8/10

食べ物が消化されているような、胃の動きを感じる。食べるべきか食べるべきではないかは体が知っている。ただ、いまの生活では別に多くを食べる必要はない。近くのセブンイレブンへ足を延ばしたくなるのは私の想念であり、これまでの悪癖が意識の深いところまで刻みつけられているからであり、惰性であり、無意識であり、私の精気を奪う行為である。甘いものを食べたくなり、米を食べなくなり、アイスクリームを食べたくなり、分厚い肉を食べたくなり、ラーメンを食べたくなり。そういった欲求は消えていく。意識的に生きていると、必要なものが分かる。以前よりも省エネな暮らしになっていき、お金の流れも緩やかになり、体も不思議と穏やかになっていく。集中力が増し、感謝の気持ちも増していき、心の移ろいに執着するような感覚も消えていき、世界が流れていく様を見ているようだ。ただ愛を持って生きる。ただ祈りの中を生きる。ゆったりとパイプタバコを喫煙する。煙がゆらゆらと漂っていく。香ばしい香りが空間を包む。魅惑のムード。湘南の浜が目の奥に浮かぶ。瞑想はすべてを解放していく。ただ生きる。ただ座る。淡々とやるべきことだけをやる。神に祝福されている。祝福されている。ああ、もがきもがき、タオに流れるように!経理の仕事は金を生まない。ただ管理部門の核みたいだ。金を生む部署だけで組織は回っていかないそうだ。わからない。まったくわからない。組織の極秘な情報まで経理に集まってくる。他の部署が見れない情報まで経理は見ることができるそうだ。なぜ先日の夜にワクワクしたのだろう。何でもできる気がしたが、今はちっぽけな私になっている。