8月2日

深海の光が届かないほどに、もっと深く深いところまで、意識にすら及ばないところまで、イメージを落とし込むように。全てが俺の揺るがない軸を中心にして形作られるように。

日差しがガラス越しに差し込み、熱気が部屋中に充満する。エアコンの設定温度よりも肌感覚は暑いようだ。電波に乗り、ネットをサーフィンする。お気に入りの音楽をかける。シャワーを浴び一息つくと途方もなく永遠に続くかのような時の流れを感じて、思いを巡らせる。社会は息をつく間も無く回っている。俺はこの流れに乗れるのか。壊れやしないか。まあいい。不安はつきものである。みんな違うことを知り、自信を持てるように変化してきた。もうどうでもいいやと、適当にやっていたらいつの間にか道が出来ているのではないか。まあでも俺は、よくもまあ世界への関心が尽きないなあ。歳を重ねることは悪いことではないのかなあ。今はまだ腑に落ちない。ほんの少しでも成長しているのかな。数年前の俺と見えている世界は変わっているのかな。かっこいい人になりたい。愛に溢れた人でありたい。いつまでも俺自身でいられたら。神として、宇宙の中に、自然の中に、社会の中に、すっといられたらいいなあ。