2021/2/26

 24歳になった。今日が誕生日である。今日まで生を紡いできた自分自身におめでとうとねぎらおう。

 経済成長しないとどうなるのだろうか。新しいことをはじめるのは素敵だと思う。古い体裁に囚われて思考停止すると文化は進歩していかない。創造性こそが人間が人間たる所以だと俺は考えている。商品のパッケージを一新したり、お菓子のフレーバーを変えてみたり、デザインに凝ってみたり。成長という表現を循環と言い換えたほうがしっくりくる。経済成長ではなく、経済循環。新しいイノベーションにより雇用が生まれる。働かなくても生活必需品をロボットが生産する時代には、全く新しい経済構造を構築する必要があるだろう。きらびやかさが大衆受けしない時代になった。慎ましさ、ミニマムで等身大、質素さ、そんな価値観が広がって来ている。これから必要なことという言葉は、何か身に付けなければ経済循環から引きずり落とされるという不安を纏っているから好きではない。もっと柔らかい表現はないかな。必要なことは自然とやってくるから、気楽に待っていればよい。そんなゆったりとした受容的姿勢が負荷なく自然である。メディアが、社会が、経済成長と駆り立てているからといって、その意見に染まる必要はない。こじんまりとした商店が好きである。一方で上場して社会に影響力を持つ企業も悪くはない。投資という行為は俺の性格に向いている。日々の暮らしは簡素なほど生きている実感を感じやすいと考えているから、そうしている。キャッシュフローは以前より小さくなったが、滞らずに循環している。それでよいと思っている。合理性に頭が一杯となった人間の硬直を、歌や花が緩和していく。必要だからお金が流れる。気楽に構えていれば、俺らしい美しい循環が流れていくと確信している。自分のやっていることを信じて、創造力豊かにやっていこうと思っている。