夏の朝

カラスの鳴き声 可愛い女性 気の抜けた声 憂鬱 シロノワール 新鮮さが欲しい

ゆったりとした時間 景色が変化していく 瞑想に執着する 簡素さに執着する

求めてもキリがない 金は腐るほどあるのに満たされない 現実に殴られている

声が聞こえる 完全に失敗している 横浜の港を好きな人と歩く 傘をさして歩く

ぽつりと話す 消えてしまうような声で話す 汽笛が一層切なさを引き立てていく

もうやってこない情景に見入る 私の心は空虚で、満たされることがない

大きなことを見誤っているような気がする いつもそう感じている

乾いたコンクリートの道のりが果てしなく続くから 

私の心は空虚で 満たされることがない

嵐のような想念は鳴りを潜めている 休日は落ち着いている 平日は暴風のよう

素敵な暮らしをしている人たちがいる 心の底から羨ましい

金では買えない 愛に包まれた暮らし 

私の心は浮雲のようで、ころころと発言が変わる

私はダメなやつ?ダメなやつなの? 愛してほしいよ ダメな自分すらも包んでほしい

私は孤独な旅人 どこまで行っても一人 虚無が唯一の友人 書くことしかできない

イメージを膨らませて もっともっとだ 愛あるところへ行くだろう 祈り祈り

ふふ 父も母も消えていく 儚いよ あまりにも儚いよ 

誰もいなくなり 最後には私が消えてしまうのかな それは悲しい あまりにも悲しい

これまでの記憶が 宇宙に飲み込まれていくなんて 

揺れる想いとは裏腹に、地球は一定のリズムで回転している 

夏が 秋が ぱちぱちと燃える焚火 暖かいコーヒー 羽毛布団に包まれる幸せ

降り積もる雪は、静寂 そして命が芽吹く夏 細胞も喜び、疲れ、笑い、悲しむ

心の出来事 心の出来事は、儚くてもろくて美しい 

調査票 財務省 韓国の人 中国の人 台湾の人 会社の人 経費の人 先輩

アメリカとドイツ担当の人 上司 また指摘 さらに指摘 うんざりだ

心が荒れる そして続く仕事 夜がやってきて 言葉が行き交って 都会が嫌になって

田舎に憧れて でも誰もいないのが寂しくて また都会に憧れて やってきた暁には

いつの日か見た景色を繰り返しているような気がして 何も成長していないようで

寂しくて 寂しくて 誰かに包んでもらいたくて 風俗で慰められて気がして 

乾いた心は濡れることなく 愛を求めてさまよい歩き 

自分探しとかいう名目で世界中を旅したはいいが 新鮮さはつかの間 

日数を重ねるたびに見慣れた風景になっていき 

また同じ景色にうんざりして どこへ行っても変わらない何かを感じていて 

己自身からは逃れられなくて ふとした夕焼けに 

これまで溜めに溜めていた悲しさが洗い流されるような気がしたから 

たくさん泣いた あまりにたくさんの涙が零れ落ちた

 

愛してください そのままの私を愛してください 排泄もするし、下品なことも言いますが、そんな私を愛してください 不出来で社会に馴染めやしないですが、そんな私を愛してください 恥ずかしがり屋で自分の気持ちを素直に表現できませんが、察してください そしてそんな私を愛してください 闇の中で孤独を感じており寂しいのです

虚しさに包まれて、もう何もできません 何をすればよいかわからず、寂しいのです

そんな私を、澄んだ眼差しで見つめてくるあなたの中に投影したい

あなたの瞳の中に飛び込んで 永遠に浮かんでいられたらいいのに

そんなことを想いながら また今日という今日を過ごすのです

プラットフォームの人間が光に照らされて、また物憂げな感傷に浸る私を許してください そしてそんな私を愛してください

 

得意げな顔をして、そいつはやってきた あまりにもニヤついていたから、腹が立った

心という生き物 戦場と化す世界 飛び込むしかなかった 

終わりはいつも鮮やかで 爽快感に満ちていた 本当にここはどこなの?

 

何を実現したのだろうか 何を達成したのだろうか 様々なことが私を通り過ぎていったが、それらは何を私に伝えてくれているのだろうか

いや別に 興味がない 関心がない 何もない 表現は楽しい 言葉が形になる

世界は言葉 人間は言葉 自分だけ 信じて生きる 行を行う 祈りを忘れない

ネガティブさも見つめる 苦しさも見つめる 踊る気持ちも見つめる 絶望も見つめる

 

真の求道者となる Ajapa japa 沈黙詠唱瞑想

この世の真実 意識の光 

 おかしいと気が付いている 本質と真逆を見ていると気づいている

意識は光のようだ 二つとむけることはできない 

足裏を意識すると、他は消える 鼓動を意識すると、ネガティブは消える

ネガティブを意識すると、浮き立つ明るさは消える

眼下の人間を意識すると、頭の想念は消える 

意識したものだけが顕現する

いいものをとりいれる 見たい景色を見る なるべく無意識に情報をみないよう

意識をどのように使えばいいのだろうか? 

無意識とはどんな状態なのだろうか?

肉体に意識を向けるからと言って、すべての肉体の動きに意識を向けることはできない

それは対象ではなく、その動きという総体に意識を向けることにつながるのだ

それは対象ではない 総体だ 総体でもない 己の愛に向けるのだ それがわかる

私は途上にいる 以前よりも深まっている この道は正しいという確信だけがある

膿を出している 洗浄する苦しさよ ただ前へと進めてくれ

意識的に行為するとぎこちなくなる 意識的に行為するとぎこちなくなる

意識的に行為するとぎこちなくなる 流れるように体が動くまでは、意識的に行為する過程を踏まなければならない その果てには、考えるまでもなく神経系が馴染み、動き、流れるままに、風が吹くように、タップを踏むように、行為しているという実感もないほどに、世界に溶けていく実感だけが残るのだ

仕事では、それが大事 訓練という 無努力への努力である

流れるまでの形をつくる訓練である はじめは誰もがぎこちない

そして自然さだけが最後には残るのだ

それを観照という 芸術ともいう