4月25日

今大学で講義を受けている。温度も湿度も管理され、とても快適である。こうしている間にも世界は止まらずに回っている。明け方には太陽が昇り夕方には雲がなければ美しいコントラストの空を映して沈んでいく。しかし屋内にいると快適ではあるがそのことに気付かないどころか意識すらしない。夜も昼であるかのように明かりが煌々と灯っている。お金を稼ぐことは大切だが、そうして忙しなく動いている瞬間に自然は目に見えないほど緩やかに変化している。その瞬間を感じることはどんなにお金を積んだサービスや物よりも贅沢であり美しいものだと感じる。