ある女性が気になっている。突然アルバイト先に入ってきたのである。底の見えないような不思議な目をしていて静かで美しい。口元が艶やかで背丈は小さい。肌がとても透き通っており非常に魅了されている。他の女性にはないような淡いブルーのような色を感じる。まずは挨拶から自然と話せるように。好意を隠さずに相手への興味を示そう。待っているだけでは何も始まらないから。俺は男なのだ。生き物としてあくまで自然に男なのだから。

6月2日

結局欲には勝てない。性欲が衝動に、エネルギーになっている。突然虚しくなる。人と会って人間。支え合わないと心がおかしくなることはわかっているのに、重い腰が上がらない。常に正しいことをしようしようと思っていたが、誤解や非道徳的なことでさえも知らないまま去っていくことはそれ以上に虚しいようである。結局臆病で自分が一番可愛くて自分を傷つけたくないだけなのではないか。生きる活力がわかない。何も拠り所が見つからない。ものや音だけではなく人と関わりたい。どう生きていくか、自我に意識がいきすぎて周りから社会から1人だけ取り残されたような気持ちになる。全てが偽りではないか、誤解だらけだから真理を探したくなるのか。わからない。

5月30日

ついにsp404sxを買ってしまった。ボタンを押すだけで高い買い物ができてしまうので怖い。心が揺れるビートを作っていこうと思っている。

おれは表情がないのか。女性から女の人好きにならないのかと言われた。恋をしたことがあるのが信じられないと言われた。心では葛藤している。揺れ動きすぎて表には出てこなくなった。昔から変わらない。ただおれは内面で爆発している。言葉や表情で作れないから辛い思いもしている。もっと素直に笑えないのかと。ただそれでも心では爆発している。肌を触れ合いたい時もあるけど自分を人にさらけ出さない。親でさえ。ただ、本当に好きになった人だけには自分の全てをさらけ出せる。目の前がパッと開けたような思いだった。おれは世界が町並みが宇宙の全てが澄んで見えたのだ。だから心配は無用だ。ただ心の赴くままに生きていく。

5月29日

今はこれがいい、今度はあれがきてる、とかもうんざりである。目先のことばかりに振り回されて芯が通っていないほど後々疲れて続かないことは目に見えてる。だから俺は周りに期待することはやめた。全て自分で決断することは自らに由るすなわち自由であり、おれ自身を生きているのである。いつの間にか好きなことができていた。常に成長している。常に変化している。いい時もあれば悪い時もあるが、日々様々なことを感じている。引き続き己を突き詰めていこうという気持ちは揺るがない本音である。

5月26日

今日は朝から田植えと里芋の草刈りをした。水耕田だったために泥がぬかるんでおり、心地が良かった。自分の大学以外にもソニーに勤めている人たちが参加していた。ソニーで現在使われている半導体を製造するときに使われている水がおそらく丹沢の上流から流れているために、その環境保全活動の一環として参加しているとのことだった。家族での参加も多く、子供たちもたくさんいた。虫と戯れて無邪気に遊ぶ姿は、とても自然であった。大人も子供も裸になってしまえば同じ人間であり、肩書きも何もないものである。鳥の鳴き声が綺麗だった。普段当たり前のように食べているものがどのように作られているのか知れてよかった。自分も農に関わっていきたいと思う。スーパーでは利益を重視した何が振りかけられているかわからない食べ物を食べている。しかもせわしない世の中、そのことに意識すら向かないものだ。せめて自分たちが食べる分のお米や野菜を自給することができたらそれほど素晴らしいことはないだろう。

5月25日

思っていた以上に給料が振り込まれている時はとても嬉しいものである。sp404sxよりもsp404の方が見た目が好みである。機能の面では少し劣るし、中古でしか出回ってないのが少し難点ではあるけれどもメタリックと青の組み合わせが好きである。値段も安く、お金がない僕にとっては丁度いい。そのため404を買おうと考えている。

今日自慰を二回もしてしまった。禁欲までとは言わなくても抑えられるといい。

 

5月24日

トレーニング終わり。ずっと続けていく。気が乗らない時でも行ってしまえばすっきりするから。いい顔になってきた気がする。

ノスタルジーに憧れるのか。平成生まれなのに大正のロマンや昭和のアナログ感のある時代にタイムスリップしたいのである。日本の良さがまだ残っていた時代に。ちゃんちゃんこを着て冬を越したいのか。おれは世界が繋がる前の時代に戻ってみたいのか。

雨の静けさがとても心地よい。世界からおれだけを取り残しているかのように。そして孤立の中で雨が包んでくれてるかのようである。

5月22日

4月の永い夢みたいなタイトルの映画。久しぶりに素敵な映画を映画館で観れてよかった。心地のいい人間から醸し出る雰囲気に共通してることってなんなんだろう。謙虚さなのか、物事をより深く見ようとする心構えからなのか、透き通るほどの純粋さなのか文章で説明できない。途中途中に流れてくる音楽も自然の情景も昭和チックな家もすごくよかった。

5月19日

トレーニングをした。縄跳びや体幹もした。眠気特有のだるさが消えて心地いい疲労感が巡る。なかなか重量が上がらないが楽しめてるからいい。それが一番いい。

相変わらずohblivのビートがいけてる。

1人を悲観することはない。そこでしか培われない景色やバイブスだってある。

徹底的に自分を信じており、それでいい。

俺が一番いけているから力まず力を抜いて、このまま突き進もうと思う。

5月17日

体が熱いのがだるいのか両方か。筋トレし過ぎなのかね。どうも時間に縛られて忙しいのはきつい。しんどいというか。何時から何時までとかそういう区切りがない世界に行きたい。一分一秒とかそういう秩序だった時の数え方はやめて、自分だけが感じる緩やかな時の流れをいつまでも感じていたいのである。

5月15日

合気道が気になっている。柔は剛を制する、剛は柔を断つ。筋トレやラン、体幹だけでなく武道をしてみたい。もっと深く突き詰めて体を動かしていきたい。

それと、夏休みに山小屋で働いてみたくなった。

ビートメイカーのohblivが、大切なことは常に自分自身に由ること、自分を知ること、自分の価値を知ることと言っていた。すごいいけてるビートをつくるのでかっこいい。

自分もそうありたいと思う。

5月12日

自意識が強すぎて狂ってしまいそうになる。日によって変わる。太陽が出ている日はまだましだが雨だったり曇りの日が続くと憂鬱でいたたまれなくなってしまうことが多い。孤独で苦しい。周りに友人と呼べるような人がいない。彼女なんて論外である。日に日に人と会うことすら億劫になり閉じこもりがちになってしまう。音楽だけが心を解きほぐしてくれる。トレーニングは続けており、今は体幹に力を入れている。肉体と精神のちょうどよさを求めている。体を動かしているからまだ精神は落ち着いていられる。ただどうしても人と関わらなさすぎて叫びたくなることがある。しかし人見知りすぎて人とうまくコミュニケーションが取れないというか自分をうまく表現できていないから苦しい。俺と同い年の人たちは随分と遠くに行ってしまったようにも思えてなおさら苦しい。音楽と運動に頼りっぱなしの日々が続いている。

5月5日

より音質の良いハイレゾの音が飛び交っている中でささやかな音を忘れないようにしたい。インターネットでタダで音が聞ける中でお金を払い気になる音をただ聞くこと、そこに意識を集中することを忘れないようにしたい。贅沢、豊かさは効率性とは比例しないものだと信じている。